・レンタルスペースの出店エリアってどう決めればいい?
・遠方と自宅周辺だったらどっちがいいの?
・出店エリアを決める時に気を付けることは?
こういったレンスぺ運営の疑問に答えます。
副業でレンスぺ運営したい!と思っても、「どんなエリアに出店すれば稼げるんだろ?」と悩む人は多いと思います。
実際、出店エリアは売り上げに大きな影響を与えます。つまりエリア選定を間違えないことが、稼げるレンスぺ運営の肝と言えるでしょう。
そこで本記事では、前半で「運営方針に沿った出店エリアの決め方」と「出店エリア別のメリット・デメリット」を解説し、後半では「エリア選定時に気を付けること3つ」を紹介します。
読んでいただくことで、あなたに適した稼ぎ方ができるエリア選定ができるようになるでしょう。
私もこの記事内容を実践したことで、無理なく運営できるエリアに出店することができました。
「これからレンタルスペースを始めるけど、出店エリアが決まらない!」という人には特に役立つ記事です。
ぜひご覧ください。
レンタルスペースの出店エリアを決めるには?

早速ですがレンタルスペースの出店エリアを選定するには、先に以下のことを決めておく必要があります。
・稼ぐこと優先で乗降客数が多いエリアを狙うのか
・運営しやすさ優先で自宅から通える範囲で探すのか
それぞれについて簡単に解説します。
稼ぐことが優先なら乗降客数の多いエリアを狙う(遠方でも)
とにかく稼ぐことを優先するなら、遠方でも乗降客数が多いエリアを狙いましょう。
乗降客数が多い=多くの利用客を見込めると同意だからです。
例えば下記の2駅なら、どちらの方が多くのお客さんを集客出来そうですか?
・大阪駅:1日の乗降客数=約580,000人
・鶴橋駅:1日の乗降客数=約130,000人
どちらの駅も利用客が多いですが、大阪駅の方が集客しやすそうですよね。
なので「とにかく多く稼ぎたい!」という人は、頻繁に通えない遠方であっても乗降客数が多いエリアへの出店を狙うと良いでしょう。

ちなみに駅の乗降客数を調べるには「〇〇駅 乗降客数」と検索すれば簡単に調べられますよ。
通える範囲で運営したいなら自宅周辺のエリア
逆に通える範囲でレンスぺ運営をしたいと思うなら、自宅周辺のエリアで探すとよいでしょう。
後述しますが通える範囲だと清掃員を雇う必要がないし、クレームにも迅速に対応しやすいです。
ただし稼ぎやすさは最寄り駅の利用人数に大きく左右されます。
自宅の近くに運よく利用率の高い駅があればいいですが、ない場合は集客に苦労する可能性あり。
目安として、1日の乗降客数が10万人程度あれば運営はしやすくなると思います。
その点も踏まえて、とにかく自分の生活圏内で運営したいなら近くのエリアで探しましょう。
乗降客数が多いエリアにレンタルスペースを出店するメリット・デメリット

乗降客数が多いエリアで出店する場合のメリットとデメリットをお伝えします。
メリット
①集客しやすいので稼げる確率が高い
②人が多い=いろんなニーズの人がいる
デメリット
①遠方なら自動化の仕組み作りが必須
②トラブルが起こった時の対処が面倒
ひとつずつ見ていきましょう。
【メリット①】集客しやすいので稼げる確率が高い
乗降客数が多い駅周辺のエリアで出店すると稼げる確率が高いです。
なぜなら、そのエリアで生活したり毎日通う人の数=見込み客の数だから。
さきほどの乗降客数の比較をもう一度見てみましょう。
・大阪駅:1日の乗降客数=約580,000人
・鶴橋駅:1日の乗降客数=約130,000人
当たり前ですが13万人よりも58万人の方が多い、つまり見込み客も大阪駅の方が圧倒的に多いでしょう。
レンタルスペース業は利用してくれる人がいて初めて成り立つ商売です。
つまり出店エリアに人が多いということは、集客しやすく大きく稼ぎやすいと言えますね。
【メリット②】人が多い=いろんなニーズの人がいる
人が多い=様々なニーズの人がいると言い換えることができます。
多くのニーズに応えられるスペースを運営できれば、それだけ売り上げも増えますよね。
例えばダンススタジオを出店するとします。人が多ければダンス以外に下記のような利用者も見込めます。
・整体
・エステ
・動画配信
・セミナー関連
・舞台練習
人が多いということは上記のように様々なニーズを持った人が多いということ。つまり大きく稼げる確率が高いと言えます。
【デメリット①】遠方の場合スペースの清掃費がかかる
乗降客数が多いエリアに出店するには、頻繁には通えない遠方になる場合もあります。
その場合スペースの清掃は清掃員さんに任せることが多く、清掃費用も掛かります。
例えば、20㎡以内のせまいスペースであれば一回1,000~1500円ほどが相場です。
もし毎日清掃に入るなら月で30,000~45,000円、2日に一回でも15,000~22,500円のコストが掛かる計算。
逆に自宅の近くなら自分で掃除できるので清掃費は一切かかりません。

清掃員の雇用コストが発生する点は、遠方に出店するデメリットと言えますね。
【デメリット②】トラブルが起こった時の対処が面倒
これも遠方の場合ですが、トラブルやクレームがあった時が面倒です。
遠方だと何か起こってもすぐに現地に行けませんし、状況を直接確認することができないから。
例えば騒音のクレームで「今すぐ謝罪に来い!」と言われてもすぐに行けないので、余計に怒らせることも…
備品が壊されても状況確認に時間がかかり、加害者とのやり取りがスムーズにいかないこともあり得ます。
遠方でレンタルスペースを運営するには、このようなリスクも理解したうえで出店しましょう。
自宅周辺エリアにレンタルスペースを出店するメリット・デメリット

続いて自宅周辺で出店する場合のメリットとデメリットをお伝えします。
メリット
①清掃コストが抑えられる
②トラブル時の対応がスムーズ
デメリット
・最寄り駅の乗降客数が少なければ集客が難しい
ひとつずつ解説します。
【メリット①】清掃コストが抑えられる
自宅から通えるエリアだと清掃コストが抑えられます。
時間さえあれば自分で掃除できるので、清掃員を雇う必要がないからです。
前項でお伝えした通り、清掃員を雇うにはそれなりのコストが掛かります。
レンスぺ運営で利益を出すためには、とにかくランニングコストを抑えることに徹する必要があります。
その点で、清掃費用ゼロなのは大きなメリットと言えるでしょう。
ついでに自分で掃除をするメリットは他にもありまして。
・消耗品を常に補充できる
・機材や備品の状態が把握できる
・利用者がどんな使い方をしているか分かる
上記の点もレンスぺ運営初心者にとっては大きなメリットと言えますね。
【メリット②】トラブル時の対応がスムーズ
生活圏内で運営するならトラブル時の対応もスムーズにいきます。
遠方の場合と違って、何か起こってもすぐに駆け付けられるからです。
クレームが来てもその日のうちに対応しやすいし、スペース内で事故があった場合にもすぐに対処できます。

迅速な対応ができることも、通えるエリアで出店する大きなメリットですね。
【デメリット】近くの駅の乗降客数が少なければ集客が難しい
続いてデメリットですが、自宅から通える範囲に乗降客数が多い駅がない場合、集客の難易度が上がります。
レンタルスペースは人に使われてなんぼの商売なので、人が少なければ当然売り上げも見込みにくいからです。
1日の乗降客数が500人とか1,000人規模の駅しかないなら、そのエリアでの出店は控えた方が無難。
自宅近くなら確かに運営しやすいですが、ぶっちゃけ稼げなければやる意味はありませんよね。
逆に自宅から通えて且つ1日の乗降客数10万人以上の駅周辺エリアなら、前向きに検討していいと思います。
レンタルスペース出店エリアを決める際に気を付けたいこと3つ

最後に、出店エリアを決める際に気を付けたいことを3つお伝えして終わりたいと思います。
・無理なく運営できるイメージが描けるか
・そのエリアで失敗しても後悔しないか
・そのエリアにいる人とスペースの用途はマッチしているか
下記で具体的に解説しますね。
無理なく運営できるイメージが描けるか
出店エリアを決める時には無理なく運営できるイメージが描けるかが重要です。
勢いで出店エリアを決めてしまうと、その後の運営がしんどくなるから。
例えば以下のような人(Aさん)で想定してみましょう。
・ほどほどに稼げればいい
・自宅から近いエリアがいい
・スペースは自分で管理したい
そんなAさんの場合、下記のどちらが理想的な運営だと思いますか?
①自宅から30分以内の乗降客数10万人程の駅があるエリア
②自宅から3時間かかるけど乗降客数50万人程の駅があるエリア
②の方が大きく稼げそうですが、Aさんのスタイルには合ってなさそうですよね。
逆に①だとAさんも無理なく運営できそうです。
エリアを決める際は「自分が心地よく運営できるエリアはどこなのか」を大事にしてください。
そこで失敗しても後悔しないか
次に気を付けたいことは「そこで失敗しても後悔しないか」です。
出店エリアによって稼げる確率は大きく違います。
つまりエリア選定をミスった時点で大きく出遅れる可能性があるということです。
だからこそ出店エリアの決断は慎重にならないといけません。
自分に何度も問いかけて、「ここで失敗したら仕方ない!」と言い切れた時が出店エリア決定の時です。

出店エリアは売り上げに大きく影響するからこそ、後悔しない決断をしてくださいね。
そこで生活する人とスペースの用途はマッチしているか
「そのエリアで生活する人のニーズとスペースの用途はマッチしているか」も調査しておきましょう。
どれだけ人が多いエリアであっても、生活者のニーズとスペースの用途がハマらなければ稼げないからです。
例えば下記のようなパーティースペースを出店するとしましょう。
・女子会・ママ友会がターゲット
・新橋駅(1日の乗降客数約56万人)に出店
この場合、乗降客数は文句なしですが客層はサラリーマンが多くスペースの用途とマッチしていません。
おしゃれなイメージは弱く、駅周辺の治安も気になるので女性が利用しやすいエリアとは言えませんよね。
そのエリアの利用者層やニーズが自分のやりたいスペースとマッチするか、しっかりと精査してから出店エリアを決めましょう。
レンタルスペース出店エリアの決め方は運営方針(稼ぎ方)によって変わる!

まとめです。
【本記事の要約】
・運営方針に沿った出店エリアの決め方
・出店エリア別のメリット・デメリット
・出店エリアを決める時に気を付けること3つ
今回はレンタルスペース出店エリアの決め方について解説しました。
レンタルスペースを始める理由は「稼ぎたい」「収入の柱を増やしたい」だと思いますが、それを叶えるには出店エリアの選定がめちゃくちゃ大事です。
この記事を読んで、自分の運営方針(稼ぎ方)にマッチしたエリアを見つけましょう。
それでは今回は以上です。
「これからレンタルスぺースを副業で始めたい!」という人は、下記の「【レンタルスペース開業】最初にやっておくこと11選」をご覧ください。