・競合のスペースは見ておいた方がいいの?
・他のスペースを見ておくメリットは?
・スペースを利用するにはどんな手順が必要?
こういったレンスぺ運営の疑問に答えます。
私のように「副業でレンタルスペースを運営したい!」と思っても、スペースの利用経験がない人がほとんどでしょう。
競合スペースは情報の宝庫です。これから稼げるスペースを作りたいなら一度は利用しておくべきです。
そこで本記事では、前半で「競合スペースを体験するメリット7つ」を解説し、後半で「競合スペース利用までの手順5ステップ」を紹介します。
実践することで、最速で人気スペースの成功ノウハウを取得して自身のスペース作りに生かせます。
筆者も近隣のレンタルダンススタジオを利用したことでフワフワしていたイメージがガチッ!と固まり、理想的なスペースが作れました。
まだレンタルスペースに詳しくない人ほど参考になる記事です。ぜひご覧ください。
競合レンタルスペースを体験するメリット7つ

早速ですが競合のレンタルスペースを体験するメリットを7つ紹介します。
①利用者の視点が理解できる
②手続きの流れが理解できる
③スペースの広さがリアルに分かる
④設備や備品の種類、配置が参考になる
⑤説明書きやPOPが参考になる
⑥人気店の清掃状況が分かる
⑦鍵の受け渡し方法が分かる
それぞれ詳しく解説しますね。
①利用者の視点が理解できる
ひとつめのメリットは「利用者の視点が理解できる」です。
利用者目線でスペースを見ると、ユーザーが何を求めているかが分かってきます。
例えばダンススタジオの場合だと、
・「鏡はもっと大きい方がいいな」
・「床は防音処理が必要だな」
・「スピーカーの他にラジカセも必要だな」
・「更衣室があると助かるな」
・「レッスン用にホワイトボードがいるな」
など実際に利用する人の目線になれば、必要なモノとそうでないモノが見えてきます。
リアルな利用者視点は稼げるスペースを運営するためには必要不可欠です。

実際にスペースを体験することで利用者の視点を養うことができます。
②手続きの流れが分かる
次のメリットは「利用手続きの流れが分かる」です。
レンタルスペース初心者の場合、予約から利用までどんな流れで手続きをするか分からないですよね。
自分で予約からスペース利用まで行うことで、利用者の手続きの流れが把握できます。
スペースを運用するなら、利用者がどんな流れで手続きを行っているかは知っておいて損はありません。
③広さがリアルに分かる
3つ目のメリットは「スペースの広さがリアルに分かる」です。
広さが理解できると、自分がどんなスペースを作りたいか具体化することに役立ちます。
質問ですが、物件の広さを表す単位として「〇畳」とか「〇㎡」などが用いられますが、実際どのくらいの広さなのかイメージできますか?
例えばポータルサイトのスペース紹介欄に、【面積=24㎡】と記載されているのを見て部屋の広さがピンとくるでしょうか。
ほとんどの人は数字だけを見て具体的にイメージするのは難しいでしょう。だから自分で体験する必要があるのです。
また、スペースの広さがリアルにイメージできていると物件探しでも役立ちます。
不動産屋に自分が求める物件を明確に伝えられますからね。

「〇㎡ってことはこれくらいの広さだな」と分かるレベルが理想的。
④設備・備品の種類と配置が参考になる
人気スペースがどんな設備や備品を置いているのかも参考になります。
なぜなら設備や備品の充実度でユーザーの満足度が上がるから。
例えばパーティースペースでも、以下の2つではどちらを選ぶでしょうか?
例①
・32型テレビ
・ローテーブル
・3人掛けソファ
・安価な家具類
・紙皿紙コップ
・最低限の調理器具
例②
・50型テレビ
・高速光回線
・ローテーブル
・おしゃれなラグマット
・最新のゲーム個
・豊富なボードゲーム
・最新の調理器具
・北欧モダンな家具
・デザイン性の高い皿やカップ
極端な例ではありますが、ほとんどの人が②のスペースを選ぶでしょう。
このように人気スペースで使われている備品をチェックできるのも、大きいメリットと言えます。
⑤説明書きやPOPが参考になる
スペース内の説明書きやPOPも参考になります。
例えば以下のようなもの。
・備品の使用方法
・注意書き
・利用規約
・清掃方法
・HPやSNSへの誘導
など、スペース内には案外たくさんのPOPが貼られています。
説明書の内容や目に留まるPOPの作り方も参考にさせてもらいましょう(丸パクリはダメです)。

うまくPOPを使えば利用客の満足度が上がるし、トラブルやクレームも減らせます。
⑥清掃状況が分かる
スペースの清掃状況が分かるのも大きなメリットです。
スペースが汚いと利用者の満足度を著しく低下させます。稼げるスペースにするためには清潔さは絶対条件です。
だからこそ人気スペースの清掃状態は参考になります。例えば以下の箇所をチェックしてみてください。
清掃チェック箇所
・床に髪の毛が落ちていないか
・4隅にゴミが溜まっていないか
・備品にホコリがかかっていないか
・スリッパが散らばっていないか
・玄関はきれいか
上記箇所が綺麗なら、清掃が行き届いていると言えるでしょう。
人気スペースの清掃状況は自分が運営する時の参考になるので、しっかりとチェックしておきましょう。
⑦鍵の受け渡し方法が分かる
鍵の受け渡し方法を知ることができるのも大きなメリットです。
レンタルスペースを初めて運営する場合、カギの受け渡し方はどうすればいいの?」なんて人は多いでしょう。
実際、カギに関するクレームは結構あります。
・指定の場所に鍵がない!
・鍵の開け方が分からない!
このようなクレームも自分で経験しておくことで、初めて対策が立てられると思います。
人気スペースのカギの受け渡し方法が分かるし、スムーズに受け渡しができるかの体験もできます。

利用してみて「これならトラブルの心配はなさそうだ」と思ったなら、そのまま自分のスペースに採用しましょう。
競合レンタルスペースを体験するための5ステップ

次に人気スペースを体験するための手順を、以下の5ステップでお伝えしますね。
①ポータルサイトでアカウントを作成する
②エリア・日時・利用用途から検索する
③予約が多く入っているスペースを予約する
④メールが届くので内容確認と支払いをする
⑤当日予約時間に入室する
ひとつずつ解説します。
STEP1:ポータルサイトでアカウントを作成する
まずはレンタルスペース専用ポータルサイトでアカウントを作成しましょう。
代表的なポータルサイトは以下の2つ。
・スペースマーケット
・インスタベース
どちらでもいいのでまずはアカウントを作成してください。
アカウント作成に必要なことは以下の2点。
①メールアドレスの入力
②パスワードの設定
3分あればアカウントが作れるので、サクッと終わらせましょう。
STEP2:エリア・日時・利用用途から検索する
アカウントを作成した後は、以下の条件で検索していきます。
①エリア
②日時
③利用用途
エリアは最寄り駅周辺でもいいのですが、できれば一日の乗降客数10万人以上の駅周辺で探したいですね。
利用客が多い駅周辺には人気スペースも多いので。
乗降客数は「〇〇駅 乗降客数」で検索すればすぐにヒットしますよ。
日時は自分の行きやすい日でOKです。ただ土日祝は平日と比べて料金設定が高いスペースもあるのでご注意を。
利用用途は以下のようにあなたが運営したいと考えているスペースにしましょう。
・パーティースペース
・ダンススタジオ
・撮影スタジオ
・貸会議室
・レンタルサロン
上記3つの条件から検索すると、あなたに最も参考になるスペースが数件見つかるでしょう。
STEP3:予約が多く入っているスペースを予約する
数件のレンタルスタジオがヒットしたら、それぞれの予約状況をチェックします。
スペースマーケットもインスタベースも、各スペースの紹介ページで簡単に見ることができますよ。
どちらのサイトも予約状況は「◎」「〇」「△」で表しています。
◎=80%以上空きあり
〇=40%以上空きあり
△=40%未満空きあり
◎が多いほど予約が入っておらず、〇や△が多いほど予約がたくさん入っている人気スペースだということです。
つまり体験するなら〇や△が多いスペースほど良い、と言えますね。
スペースの目星がついたら、予約の流れに沿って必要事項を入力して支払いを済ませましょう。
最後に入力内容の確認をして、間違いなければ予約を完了してください。

人気スペースほど有力な情報を得られやすいです。
STEP4:メールが届くので内容を確認する
予約をしたら、登録したアドレス宛にメールが送られてきます。
内容はスペースによって違いますが、大体は以下のような内容が含まれていると思います。
予約完了メールの内容
・予約のお礼文
・入室方法
・予約の時間
・注意・禁止事項
・清掃方法
・ゴミの処理
・退室方法
・最寄駅からの行き方
見てわかるとおり大事な項目が書かれているので、必ず一通り目を通しておきましょう。
特に入室方法や退室方法はトラブルになることがあるので、しっかり理解しておきたいですね。
STEP5:当日予約時間に入室する
予約日の利用時間になったら、届いていたメールの内容に従って入室します。
前の人が時間ギリギリまで使っていることもあるので、予約時間よりも早く入室しないようにしましょう。
中に入った後はスペース内のいたるところをチェックします。
・内装
・設備・備品の種類と配置
・家具のグレード
・説明書き・POP
・清掃状況
上記は自分のスペース作りにめちゃくちゃ役立つので、必ず確認してくださいね。
スペース利用の注意点
防犯カメラを設置するスペースもあり、普段から映像を確認している運営者もいます。
家具や備品などを見る時は、触ったり動かしたりしないようにしましょう。
そもそも撮られるのが気になるなら、防犯カメラが設置されていないスペースを選ぶのが無難です。
(スペース紹介ページを見れば、防犯カメラの有無が記載されています)
競合レンタルスペースは情報の宝庫!

それではまとめです。
本記事の要約
【競合レンタルスペースを見ておくメリット7つ】
①利用者の視点が理解できる
②手続きの流れが理解できる
③スペースの広さがリアルに分かる
④設備や備品の種類、配置が参考になる
⑤説明書きやPOPが参考になる
⑥人気店の清掃状況が分かる
⑦鍵の受け渡し方法が分かる
【競合レンタルスペース利用までの5ステップ】
①ポータルサイトでアカウントを作成する
②エリア・日時・利用用途から検索する
③予約が多く入っているスペースを予約する
④メールが届くので内容確認と支払いをする
⑤当日予約時間に入室する
今回は人気スペースを体験することの重要性について解説しました。
レンタルスペースで稼ぎたいと思っても、そもそもレンタルスペースがどんなものなのか分からなければ始まりません。
個人的には稼げるスペース作りをしたいなら、人気スペースを利用することは必須だと思っています。
本記事で紹介した「スペース利用までの5ステップ」に沿って、予約から利用まで自分で体験してみてください。
自分でスペースを運営する時に、その経験が必ず役立ちますから。
それでは今回は以上です。
「これからレンタルスぺースを副業で始めたい!」という人は、下記の「【レンタルスペース開業】最初にやっておくこと11選」が参考になります。