こんにちは!キスケです。
今回は1995年にスクウェアから発売された「ロマンシング サ・ガ3」をご紹介。
スーファミ後期のタイトルで、グラフィック・音楽・バトルなどすべての要素が高次元でまとまった傑作RPGです。
この記事ではそんなロマサガ3の魅力をたっぷりとお伝えしていきます!
記事内容
・ロマサガ3の個人的評価とファミ通評価
・ロマサガ3ってどんなゲーム?
・ロマサガ3の魅力4選
・ロマサガ3の残念な点3選
・ロマサガ3を遊ぶ方法
ロマサガ3はこんな人にオススメ!
・レトロRPG愛が深い
・自由度が高いRPGが好き
・やり込み要素が好き
・周回プレイが楽しめる
ロマンシング サ・ガ3の評価

まずはロマンシング サ・ガ3の評価について。
・独断と偏見による個人的評価
・当時のファミ通クロスレビュー
各視点からの評価を見てみましょう。
個人的評価【神ゲー】
まずは独断と偏見による個人的評価から。
私がこのゲームを一言で表すなら、
「圧倒的クオリティで独創的な傑作RPG」です!
根拠は以下の通り。
ストーリー | ★★★★☆ (4) |
グラフィック | ★★★★★ (5) |
戦闘システム | ★★★★★ (5) |
音楽 | ★★★★★ (5) |
ボリューム | ★★★★☆ (4) |
ストーリー :自由度は高いが複雑
グラフィック:SFC最高峰の美しさ
戦闘システム:ひらめきが脳汁出る
音楽 :神曲ばかり
ボリューム :やり込み要素が豊富
全てのクオリティが高水準であり、良質なゲーム体験をプレーヤーに与えてくれることから個人評価を【神ゲー】と評価しました。
当時のファミ通レビューは34点/40点満点
次に当時のゲーム情報誌「ファミコン通信」でのクロスレビュー評価です。
結果としては40点満点中34点の評価を得てゴールド殿堂入りを果たしています。

「点数、低くない?」と感じましたが、独創性が高いRPGのためレビュアーの評価が割れたのかもしれませんね。
ロマンシングサガ3とは

ここからは「ロマンシング サ・ガ3」がどんなRPGなのか、以下の内容で解説します。
・ロマサガ3はどんなRPG?
・ストーリー紹介
・8人の主人公紹介
・ロマサガ3の特徴
ひとつずつ見ていきましょう!
ロマサガ3はどんなRPG?
ロマンシング サ・ガ3は1995年11月11日にスクウェア(現在のスクウェア・エニックス)から発売されたSFCタイトルです。
1995年に発売されたタイトル
9月30日 聖剣伝説3
10月6日 タクティクスオウガ
10月20日 天地創造
12月9日 ドラゴンクエストⅥ
ロマサガ3発売の前後3か月だけで名作RPGが目白押しで、まさにスーファミRPG全盛期ですね。
出荷本数
出荷本数は約130万本。
1993年に発売されたロマサガ2が約149万本なので少し落ちてはいるものの、上記の名作に囲まれた中でのミリオン達成は圧倒的な出荷数と言わざるを得ません。
名作となった理由
出荷本数130万本もの実績を残せた要因は、
- 独創的なフリーシナリオ
- 緻密に描き込まれたグラフィック
- 神曲揃いのBGM
- 美麗な戦闘アニメーション
など、どこを切り取っても高次元のクオリティでまとめ上げられていたからでしょう。
ストーリーは良いけど戦闘が単調
バトルが面白いけど話スカスカ
というように、どんなRPGでもキラリと光る部分があれば、反対に残念な部分があるものです。

ロマサガ3にも残念な部分はありますが、それを補って余りある魅力にあふれた作品といえるでしょう。
ファン層
ロマサガ3はゲームボーイから続く「サガシリーズ」の6作目。
1作目の「魔界塔士SAGA」からプレイしているコアなファンが多いと予想できますね(ちなみに私もその1人)。
移植・リメイク
2010年9月21日より Wii のバーチャルコンソールで、2014年2月26日よりWii Uのバーチャルコンソールで配信(現在は配信終了) 。
また2019年11月11日からは、PlayStation 4、Nintendo Switch、Xbox One、Windows 10、Steam、PlayStation Vita、スマートフォン(iOS、Android)でリマスター版が発売しています。
ロマサガ3のストーリー
ロマンシング サ・ガ3の物語の目的・あらすじを簡単に紹介します。
300年に一度必ず起こる現象「死食」に翻弄される世界。
死食が起こると死の星が太陽を覆い隠し、その年に生まれた全ての生命が唯一人「宿命の子」を残して全て死に絶える。
その死食から15年後のロアーヌ侯国で反乱が発生、そこで8人の主人公が関わったことをきっかけに、四魔貴族との闘いへと身を投じていく。
あらすじはこんな感じで、これだけ見ると「割とシンプルなストーリーなのかな」と思うかもしれません。
ですが実は思ったより話は複雑です。
ストーリーを理解するには、
600年前の死食で唯一生き残った宿命の子「魔王」
300年前の死食の宿命の子「聖王」
それぞれの歴史にも触れる必要があります。
実際にプレイしてみると、「…とりあえず四魔貴族を倒せばいいってことでOK?」くらいザックリな感じで進めていく人は多いかと思います(それでも十分面白いですが)。

ストーリーを味わい尽くしたい人は周回プレイも検討する必要があるかも。
8人の主人公
ロマンシング サ・ガ3は主人公を8人の中から選べます。
選ぶ主人公によってシナリオは変化し、仲間に出来るキャラも変わってくるので戦闘バランスにも影響します。
好みの主人公で物語を楽しめるのもロマサガ3の大きな魅力といえるでしょう。
ということで簡単に8人の主人公を紹介します。
ユリアン・ノール
シノンの開拓民。
モニカのプリンセスガードへ入隊
キャラデザは一番主人公っぽい
ステは案外平均的で面白みに欠ける
トーマス・ベント
シノンの開拓民。
豪農に生まれ若者達のリーダー的存在
「トレード」に参加するキーマン
全ての武器に適性があるが、漂う器用貧乏感
ミカエル・アウスバッハ・フォン・ロアーヌ
軍事能力に優れたロアーヌの侯爵
他の主人公で仲間にする機会は限定的
小剣・剣に適正あり
ハリード
「トルネード」の異名を持つ剣士
ランスで話しかけると仲間に
武器スロットの1つは曲刀固定
サラ・カーソン
シノンの開拓民で、エレンの妹
物語の重要な鍵を握っている
2週目は是非この娘を主人公に
エレン・カーソン
シノンの開拓民でサラの姉
固有イベントが存在しない
斧・格闘が強く、戦闘能力が高い
モニカ・アウスバッハ
ミカエルの妹でユリアンに好意を持つ
唯一、成長データの初期値が全て0
育てるには愛が必要
カタリナ・ラウラン
ミカエルからマスカレイドを授けられる強者
カタリナを主人公にするしかパーティー参加しない
素早さが高く、主人公時の設定次第では最速
ゲームの特徴
ロマンシングサガ3は他のRPGと比べて特徴的な要素が多いRPGです。
一部、特徴を挙げると以下のとおり。
8人の中から任意のキャラクターを主人公に選択できる
主人公ごとに複数のエンディングが用意されている
選択や行動で物語が変化するフリーシナリオで自由度が高い
レベルの概念が無い
技はバトル中に突然発生する
「ひらめき」で習得する
マスコンバットやトレードなどミニゲームが豊富
上記のように多くの特徴があり、プレーヤーを楽しませる工夫が散りばめられたRPGと言えますね。
ロマンシング サ・ガ3の魅力4つ

ここからは私が思うロマサガ3の魅力をお伝えしていきます。
魅力の多い作品ですが、しぼって4つご紹介。
①主人公と仲間を自由に選べる
②音楽が神曲揃い
③ひらめきシステムが秀逸
④ミニゲームの作り込みが素晴らしい
ひとつずつ見ていきましょう!
主人公と仲間を自由に選べる
主人公をと仲間を自由に選べることで、ロマサガ3の自由度を引き上げています。
8人の主人公以外の仲間キャラも豊富で、性能面も各キャラ大きく違うので最終パーティーは十人十色。
主人公によっては他の主人公候補も仲間にできますが、カタリナなど例外的に主人公に選ばないと仲間にならないキャラも。
つまりロマサガ3の楽しみ方はプレイヤーの数だけあるということです。

強さで選ぶか、カッコよさや可愛さ、または愛情で育てるかなど好みが別れるのがまた面白いんですよね。
音楽が神曲揃い
ロマサガ3の音楽は本当に神曲揃いです。
本作は25年前の作品ですが、今でもサントラを聴くと全身が泡立つような興奮を思い出し、テンションが爆上がりします。
リピート必至の楽曲例
・バトル1
・四魔貴族バトル1
・四魔貴族バトル2
・ラストバトル
はい、すべて戦闘曲です(笑)
気持ちを高揚させたい時に聴くと一瞬でハイになれます。
まずはYouTubeなどで聴いてみてからサントラの検討をしてみてはいかがでしょうか。
作曲したのは「イトケン」こと伊藤賢治さん。 サガシリーズの音楽といえばイトケン!というほど有名な方ですね。
2年ほど前にYouTubeで「リユニバース」の周年記念でサガシリーズの音楽を生演奏していましたが、全曲鳥肌ものでした(感涙)
ロマサガ3で流れる神曲が本作の魅力を大きく底上げしています。
ひらめきシステムが秀逸
3つめの魅力は「ひらめき」システム。
戦闘中に突然「ピコーン!」という音と共にキャラクターの頭上に電球が現れ、新しい技を習得します。
他RPGではレベルが上がるたびに強力な技を覚えたりしますが、ロマサガ3ではレベルの概念が無いため、技の習得の仕方はまったく違うわけですね。
「ピコーン!」という発生音が鳴るたびに、「キタ!どんな技ひらめく!?」と一瞬で興奮状態に(笑)
ミニゲームの作り込みが素晴らしい
最後の魅力的なポイントはミニゲームが丁寧に作られている点です。
ロマサガ3にはトレードとマスコンバットと呼ばれるミニゲーム要素があり、物語の進行を忘れて熱中できます。
投資で戦って会社を大きくするトレードは金の暴力というフレーズがぴったりでプレイヤーの本性がでます(笑)
マスコンバットは戦争シュミレーションゲームのような感覚で作戦を切り替えて相手軍を倒すのが醍醐味。

どちらも最初はとっつきにくく難しいと感じるかもしれませんが、ゲーム性が理解できてくると途端におもしろくなりますよ。
ロマンシング サ・ガ3の不満点3つ

ここからはロマサガ3の不満点を3つお伝えしようと思います。
残念な点は以下の3つ。
①コマンダーモードの使い道がない
②ラストダンジョンでセーブして詰む
③四魔貴族の背景が弱い
コマンダーモードの使い道がない
ロマサガ3の不満点ひとつ目は「コマンダーモード」の必要性が感じられない点です。
コマンダーモードとはざっくり言うと、主人公を控えにまわして仲間キャラのみで戦うシステムのこと。
特徴は以下のとおり。
仲間が一斉に動いて攻撃する陣形技を使用可能
戦闘中でも陣形の変更が可能
毎ターン HP が自動で少量回復
一部を除いた状態異常も治る
この特徴だけ見ると、恩恵もあるし一見強そうに感じるかもしれません。
ですがこのコマンダーモード、普通に戦う方が圧倒的に強いです…
もう少し調整すれば相当おもしろいシステムになったと思うのですが…
とにかく扱いづらく必要性が感じられない残念な要素となってしまいました。
ラストダンジョンでセーブして詰む
ロマサガ2の悪夢再び…
ロマサガ3でもラストダンジョンでセーブしてしまうと引き返すことはできません。
つまり仲間キャラの変更はできないので、そのパーティーで腹をくくって進むしかないということです。
しかしこのロマサガ3のラスボスはRPG史においてもかなり強い部類だったりします。
十分に育っていないメンバーでラストダンジョンに突入し、セーブしようものなら高確率で詰み…
賛否両論あるでしょうが、当時の多くのプレイヤーたちをどん底に叩き落した要素として不満点としました。
四魔貴族の背景が弱い
ロマサガ3での最大の敵「四魔貴族」ですが、もう少し背景を深掘りしてほしかったと感じました。
四魔貴族はロマサガ2における「七英雄」に近いポジションですが、2の七英雄は序盤から積極的に物語に絡み、我々に存在感を植え付けました。
特にクジンシーの存在はインパクトが強かったですよね。
四魔貴族もバトル時の強大さ、見るからに強そうな圧倒的デザインはすさまじい存在感ですが、物語中ではあまり背景に触れられていない。

もう少し四魔貴族の背景を深掘りすることで、より物語にも厚みが出たのではないかなと感じました。
ロマンシング サ・ガ3を遊ぶ方法

ロマンシング サ・ガ3は、2019年11月11日より多くのプラットフォームで一斉にリマスター版が発売されたので、2022年7月現在も遊ぶことができます。
プレイ可能なプラットフォームは以下のとおり。
・PlayStation 4
・Nintendo Switch
・Xbox One
・Windows 10
・Steam
・PlayStation Vita
・iOS、Android
ロマンシング サ・ガ3のまとめ

それではまとめにいきましょう!
今回の内容は以下のとおり。
ロマサガ3の評価
ロマサガ3の概要
ロマサガ3の魅力4選
ロマサガ3の不満点3選
ロマサガ3を遊ぶ方法
今回はゲーマーなら誰もが知っているモンスタータイトル「ロマンシング ・サガ3」を紹介しました。
発売後25年たってもこれほど色あせないゲームはそれほど多くありません。
現在は多くのプラットフォームでリマスター版がプレイできるので、この記事を読んで「おもしろそうだな」「懐かしいな」と感じた人は遊んでみてはいかがでしょうか。
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それでは今回はこのへんで失礼します。